イメージ以上にハードな医療職

医者や看護師というと、給料が良く異性から人気があり、ドラマの世界みたいでかっこいいといった華やかなイメージがあるかもしれません。しかし、医療業界の大変さというものは、到底言葉では言い表せないくらいのもののようです。

勤務している病院や担当業務にも大きく左右されますが、例えば頻繁に大きな手術が行われるような配属先では、日々人の生死に関わることになります。そのような現場では小さなミスも許されませんから、心身共に緊張状態が続きます。また、患者は必ず日中に来るとは限りません。夜にいきなり運ばれてくることもあります。それに、看護師の場合は夜勤のある病院も少なくありません。夜勤は本来の人間の活動時間に反する労働時間になるので、いくら仮眠をとっていたとしても、体への負担がないとは言い切れません。

さらに、医療業界の仕事は命に関わる面が多い分、一つ一つの仕事の責任が重く、些細なミスが大きな問題に発展しやすい特徴があります。本人に悪気はなくとも、小さなミスがその人の人生を大きく変えることも珍しくありません。よくニュースでもこの類の事件は取り上げられています。このような場合、時には医療資格剥奪されるといったケースさえあるようです。それほど医療業界の仕事というものは厳しく、大変なものなのです。

しかし、そのような環境でも医者や看護師が活躍を続けているのは、人を助けることにやりがいを感じられるからでしょう。厳しい業界だからこそ、自分の知識や技術が結果に繋がったときの喜びや達成感は、ひとしおなのです。